ゆかりママの健康コラム 「第3回 〜自分の腎臓の状態を知りましょう〜 早期発見・早期治療が決めて」
ゆかりです‼️
鴨池校区で、中学生・小学生・保育園生の4人の子育て奮闘中の母です‼️
今村総合病院で看護師をしています‼️
今は腎臓病療養指導士としても活動しているところです‼️
少しでも、地域の方に、情報提供ができ、力になれたらとの思いで始めます‼️
腎臓の話はもちろん、色々な医療の情報提供が出来たらと思います‼️
このコロナ禍、ストレスが溜まる事の多い日常ですが、やはり、『健康が1番』
このようなご縁があり始めさせて頂く事になました‼️
健康管理に何かしら役に立てたら光栄です‼️
ゆかりママの健康コラム
第3回 〜自分の腎臓の状態を知りましょう〜
前回、第2回は、慢性腎臓病についてのお話と、腎臓病の検査をお勧めしました。
今回は、早期発見・早期治療のお話です。
もし腎臓病と診断されたら、腎臓の働きをこれ以上悪くしないことが治療の基本となります。
進行してしまうと、失われた機能を取り戻すことはできません。
しかし、早期に発見し、適切な治療を受けることで、進行を止めたり、遅らせたりすることができます。
そのために、まず、定期的な尿検査と血液検査を受け、自分の腎臓の状態を知ることをお勧めします。
こんな検査があります。
◎一般的な検査◎
尿検査
・尿タンパク
尿にタンパク質が出ているかを調べるものです。
タンパク質は本来、尿に漏れ出してくることはありませんが、腎臓に障害があると漏れ出してきます。
・血尿
血尿といっても目で見えるとは限らず、顕微鏡で見てはじめてわかる場合もあります。
血液検査
・血清クレアチニン(正常値 0.5〜1.1mg/dl )
腎臓の機能が落ちてくと尿に排泄されず、血液中にたまるため、血液検査で確かめられます。
・血中尿素窒素(正常値 5〜20mg/dl )
クレアチニンと同様に尿に排泄されますが、腎臓の機能が落ちてくると尿に排泄されず、血液中にたまります。
◎さらに専門的な検査◎
画像検査
・レントゲン・エコー・CT・MRIなどの検査のことで、腎臓の大きさや形、結石、腫瘍があるかないかなどがわかります。
腎生検
・腎臓病が疑われる場合に行われる検査で、腎臓の組織を採取し、その変化を見ることで、腎炎の種類や病気の程度が分かります。
腎臓病の重症度の分類
腎臓病の重症度は、腎臓のはたらきの程度と、糖尿病や高血圧などの腎臓病の元になっている病気、尿タンパクの状態を合わせて評価します。
慢性腎臓病(CKD)の重症度分類
早期発見・早期治療
GFR(採血)とタンパク尿(検尿)の両方を検査してCKDの重症度を評価し、適切な治療を行うことが重要です。
腎臓の働きの程度と治療の目安
『腎臓財団』ホームページも、是非ご覧ください‼️